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Android スマートフォンから USB ケーブル 1 本でプリンターを設定・リセットする
! U1 setvar "device.reset" "on" をポケットの中の端末から送信します。PC もドライバーもネットワークも不要です。
プリンターはコンピューターのそばにはありません
不調なプリンターは物理的な問題です。ディスプレイの文字化け、誰かが動かした濃度設定、昨年の SSID を指したままの Wi-Fi 設定などです。直すには機器のそばに立つ必要があり、それはフォークリフトの上だったり、ラックの中だったり、トラックの荷台だったりします。そして手の届く範囲にあるコンピューターはスマートフォンだけです。
zplCloud の Android アプリは、ふつうの USB ケーブルでプリンターと通信します。ノート PC もシリアルアダプターも、どこかの管理者権限も必要なく、プリンター側のネットワークが動いている必要もありません。これは重要な点です。壊れたネットワーク設定こそ、現場で直しに来た対象であることが多いからです。
これが Android で動作し、iOS で動作しない理由
Android は USB ホストモードを提供しています。OTG ケーブルを使うとスマートフォンがホストになり、USB デバイスを掌握できます。アプリ (Capacitor ベース) はこれを利用して、プリンターのコマンドインターフェースへのチャネルを開きます。
iOS には、任意の USB デバイスを掌握するための同等の公開 API がありません。iPhone と iPad では同じ作業をネットワーク経路、つまり Weblink または CLI エージェント経由で行います。これはプラットフォーム側の制約であり、ロードマップの項目ではありません。
2 つの USB 経路
| モード | 接続方法 | 使いどころ |
|---|---|---|
| Zebra SDK | Zebra の USB ドライバー / Link-OS SDK 層を経由します | プリンターが標準的な Zebra USB デバイスとして認識される場合 |
| USB シリアル直結 (CDC-ACM) | 内蔵ドライバーを使い、Zebra のコンポーネントは不要です | プリンターが USB-CDC モードの場合。Android は USB の許可を一度だけ求めます |
どちらも行き着く先は同じで、SGD と ZPL を運ぶ双方向チャネルです。一方の経路でデバイスが認識されない場合は、ケーブルやプリンターのせいだと判断する前に、もう一方を試してください。
重要なコマンド
以下はすべて同じチャネル上の標準的な SGD です。アプリは独自プロトコルではなく、プリンターのコマンドインターフェースに対するキーボードのようなものです。
正しい機器と通信できているかを確認します。
! U1 getvar "device.friendly_name"
これで名前が返ってくれば、チャネルは機能しており、他のコマンドも動作します。まずこれを実行してください。ケーブルの問題とコマンドの問題を切り分けられます。
クリーンな状態にリセットします。
! U1 setvar "device.reset" "on"
設定全体をダンプします。 何かを変更する前に実行しておくと、元に戻せます。
{}{"allconfig":null}
フォントやグラフィックをアップロードする前に、プリンター自身がストレージをどう認識しているかを確認します。
! U1 getvar "memory.flash_free"
ネットワークや濃度の変数も同じ方法で設定します。ここで重要なのは、どれもアプリ固有ではないという点です。机に戻ってから CLI (zplcloud send --usb --zpl "…") で同じ文字列を送っても同じように動作します。
セットアップ
1. Android のスマートフォンまたはタブレットに zplCloud アプリをインストールします。
2. USB/OTG ケーブルでプリンターを接続し、電源を入れます。
3. Android が求めてきたら USB の許可を与え、接続モードを選びます。
4. 照会、設定、またはリセットを行います。
実務上の注意
- データ通信対応のケーブルを使ってください。 充電専用の USB ケーブルではデバイスが列挙されず、症状は非対応プリンターの場合とまったく同じに見えます。
- 書き込む前に読み取ってください。 まず
getvar、次にsetvarです。設定のダンプがあるかどうかが、5 分で直る作業と誰も復旧できないプリンターとの分かれ目になります。 - リセットは工場出荷時リセットではありません。
device.resetはプリンターを再起動するだけで、フォント、フォーマット、ネットワーク設定は消えません。入力する前に、どちらが必要なのかを把握してください。 - プリンターを机に運ぶのではなく、スマートフォンをプリンターへ持って行ってください。 それがこの仕組みの要点です。ラックに固定されたプリンターは、再設定のために取り外す必要がありません。